大田垣晴子
ソフトバンククリエイティブ(2007)
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世界の中心でビールを飲む、という人にはおすすめの本。私もビールって長年なんとなく取りあえずの飲み物であったが、いろいろなビールの味わいというものがやっとわかってきたような気がする。特に外国に行くといろいろなビールを味わうことができ、いろいろ試すのが楽しみだ。ずいぶんおいしいビールにもめぐり合ったが、店を出るころにはすっかり名前を忘れてしまうので、まさに一期一会。おいしいビール探しの旅は終わらないのだ。
といっても別にそれほどのこだわりを持っているわけではなく、国産ナショナルブランドのビールはもちろんOKだし、発泡酒もそれはそれでよし(ただ第3のビールなるものはちょっときついのが多い)。そんな私でも気軽に読んでいくことができる。邪道とはわかっていながら飲む前の15分に製氷室に放り込んでおいたような、キンキンに冷やしたビールが好きなのだが、この本のコラムで正しいビールの飲み方、つまり温度、グラス、注ぎ方などを再学習して反省しているふりをしているところ。
確かに良い店で飲むビールはきれいなグラス、程よい温度、クリーミーな泡と、家で飲むビールとは別物である。そしてビールが進む食事。ビールほど様々な食事にあう飲み物は無いと思っていたが、この本を読んで改めてそうなのだと確信した。著者のビールに対する愛情、こだわりが伝わってくる。焼肉、揚げ物等の定番はもちろん、そば、鮎といった、一般的にはビールかね?というテーマについてもこのエッセイを読んでみると、それもありだねえ、と思わせる魅力がある。
ウエブマガジンに連載されていたということで、読みきりの食探訪マンガエッセイとコラムが延々と続く。一話一話はもちろん面白いのだが、流石に全部を通して読むのはきつい。気が向いたときにぱらぱらと読んでいくという読み方が良いだろう。
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このエントリーは書評ポータル「本が好き!」から頂いた本の書評です。
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