日々彷徨
興味を引かれるものにふらふらと吸い寄せられながらウン十年。 過去と現在に出会った物を記録しようじゃないか。 海外ミステリの話が多くなると思うんだけど予断は許さない。
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スパイ・ゲーム
「スパイ・ゲーム」
監督:トニー・スコット
ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット
Spy Game (2001)
Tony Scott

「Mr.& Mrs. Smith」を見たので、ブラッド・ピットつながりということで昔見たこの映画。といっても残念ながらこれはブラッド・ピッドの映画ではなく、完全にロバート・レッドフォードの映画。ブラッド・ピッドの派手なアクションや軽妙なやり取りを期待していると肩透かしを喰らう。一応やり手のスパイではあるのだが、中身は理想に燃える純粋な青年、って感じ。一方のロバート・レッドフォードは喰えない老獪なおやじスパイ。でも印象に残るのはこのおじさんなんだよねえ。

二人はスパイ・エージェントの先輩と後輩。というより親子関係に近い。ブラッド・ピッドがへまをやって捕まリ、監禁されてしまうが、組織は国家的利害関係がどうのこうのといういつもの理論で見殺しにすることに。ロバート・レッドフォードは組織を欺きながら、たった一人で秘密裏にブラッド・ピッドの救出を図る。といってもやっぱりロバート・レッドフォードのアクションシーンも無い。というか、ほとんど部屋からも出ない。様々な情報やコネを使って外部の人間を動かし、内部の人間を撹乱しながら事を進めていく。

この映画、好き嫌いがはっきり分かれるであろう。上述の通りスリルとサスペンスに富んだアクション映画を期待する向きにははっきり言ってうじうじした盛り上がりに欠ける映画である。一方でだましだまされの頭脳ゲームが好きな向きにはもってこいといえよう。

ロバート・レッドフォードはスパイという国家の裏の欲望を満たすための組織の一員でありながら、そのモチベーションは国のためでも政治家のためでもなく、もっぱら個人的なこだわりから生じている。正義のためといえないことも無いが、所詮はスパイ、国家の捨て駒であることは十分承知しているはず、見捨てられたからといっていちいち騒いでいては普通は仕事にならない。しかしながら国家の理論より自分の理論を優先し、上司、同僚に裏切られそうになったら早々に見限るさまは、ブライアン・フリーマントルチャーリー・マフィンシリーズに通じるものがあり、痛快である。古い考えを持った過去のスパイとして煙たがられているところもよく似ている。

ということで、チャーリー・マフィンが好きなあなた、ぜひ見てください。あそこまでしょぼくれては無いけどね。


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テーマ:ミステリー・スパイ - ジャンル:映画

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