日々彷徨
興味を引かれるものにふらふらと吸い寄せられながらウン十年。 過去と現在に出会った物を記録しようじゃないか。 海外ミステリの話が多くなると思うんだけど予断は許さない。
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買った本:あの日、少女たちは赤ん坊を殺した(ローラ・リップマン)


オンライン書店ビーケーワン:あの日、少女たちは赤ん坊を殺した


あの日、少女たちは赤ん坊を殺した

ローラ・リップマン
吉沢 康子(訳)
ハヤカワ・ミステリ文庫
EVERY SECRET THING (2004)
Laura Lippman

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ほとんどタイトルだけ見て購入。大丈夫なのか。エリザベス・ジョージの「そしてボビーは死んだicon」(新潮文庫でのタイトル、現在はハヤカワから「大いなる救いicon」に改題されている)をちょっと思い出すタイトル。同じくらい出来がよければいいのだが。ちとハードル高い?

この作者のこれまでの本は表紙のイラストが苦手な雰囲気を醸し出しているので敬遠していたが、これも面白かったら読んでみようかな。


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買った本:覗く銃口(サイモン・カーニック)


オンライン書店ビーケーワン:覗く銃口


覗く銃口

サイモン・カーニッツ
佐藤耕士(訳)
新潮文庫
THE MURDER EXCHANGE
Simon Kernick

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ハードっぽそうな解説文につられて購入。同じ作者の「殺す警官」(なんともすごいタイトル)もなかなかハードそうなので、これが面白かったら買ってみようかな。

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シグマ最終指令(ロバート・ラドラム)


オンライン書店ビーケーワン:シグマ最終指令 上巻 オンライン書店ビーケーワン:シグマ最終指令 下巻


シグマ最終指令

ロバート・ラドラム
山本光伸(訳)
THE SIGMA PROTOCOL (2001)
Robert Ludlum


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国際謀略、追われる男物

スパイ物一筋といった感じのこの作者、最近ではマット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティー」、「ボーン・スプレマシー」の原作者といった方が通りがよいか。この手のハードな原作物の映画化はだめだめになることが多いが、両作とも映画としても結構よかった。

さて、この作品、スケールの大きな謀略物である。主人公の男、ベンは旅先で15年振りに再会した旧友にいきなり殺されかけ、なんとか逆襲して生き延びるが、それを皮切りに、わけもわからぬまま行く先々で命を狙われる。一方、もう一人の主人公の女、米国のエージェントであるアンナは、理由を明らかにされぬままとあるリストに載っている老人たちの死因について再調査を命じられ、こちらもわけもわからぬまま世界中を飛び回りながらも地味な調査を続けていく。読者も含めてなかなか謎が明かされぬまま話は進み、下巻に入ってようやくこの主人公二人がめぐり合うあたりから男を追うもの、女が追うものの正体がおぼろげに見えてくる。それは第2次大戦における連合国と枢軸国、そして冷戦下の東西陣営という枠組みを超えて全く別の論理で世界をコントロールしようとする秘密結社であった。

こう書くとなかなかの大風呂敷であるが、荒唐無稽な感は全く無く、これに近いことは行われていても不思議が無いと感じさせるのはさすがの力量である。

この主人公、もちろん普通のサラリーマンなので、スパイと暗殺者のうごめく世界では唯の素人なのだが、意外な力を武器にしてアンナを助ける。それはひそかに鍛えた筋肉でも空手の技でもなく、金の力である。サラリーマンといっても投資会社のボンボン役員なので、金とコネはある。この力を使って米国エージェントであるアンナを出し抜く程の情報を仕入れて、秘密結社に一歩先んじることに成功する。このあたりが単なる冷戦、あるいはそれ以後の国際関係における情報戦、といった普通の国際謀略物とは違った物差しを使って構成されている本作品のユニークなところを示している。この物差しにおいては米国エージェントといえども古いタイプに属してしまう。

冷戦下の東西対決というモチーフ自体が崩壊して以降、国際謀略物も背景の激変に伴い変化を余儀なくされたが、古い世界で巨匠と呼ばれたラドラムはたとえ背景が変わろうともオリジナリティのある枠組みを作品の中で作り上げて読者を巻き込んでいくのは流石である。かなり晩年の作品であるが、力の衰えは一切感じられず、ぐいぐいと引っ張られる心地よさを味わくことができる。作者の他の作品同様、文庫にして上下2巻の大作だが、全く飽きさせない。かなり冷徹なストーリ展開と冷酷な描写が多いのだが、この作品はかなり読みやすいと思う。ちょっとあまりにもリアルなのは苦手だけど、甘っちょろいご都合主義は御免、という人にもお勧めである。

しかし、作品に出てくる伝説の暗殺者、どこまで逃げても男を追い詰めていくのは流石だが、何回も殺し損ねてるのはちょっといただけない。無論主人公を殺してしまっては話が終わってしまうので、結局殺されてしまう損な役割だというのはわかるんだけど、素人相手にちょっと失敗しすぎじゃない?

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ゴーストフライト(ウイリアム・カッツ)
ゴースト・フライト―アドルフ・ヒトラーの帰還

ウイリアム・カッツ
鴻巣友季子(訳)
東京創元社
GHOSTFLIGHT
William Katz(1980)

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国際謀略、ネオナチ物


歴史にもしもは無いが、フィクションの世界にもしもはつき物である。もしもあの時こうなっていたら、もしもあの人が生きていたら、というところからスタートする物語は読者が容易にその作品の世界に入っていけるという点で好んで用いられる手法の一つである。

この作品は、アドルフヒトラーがもしも生きていたら、というのがメインのテーマである。このテーマ自体はかなり使い古されたテーマであるが、この作品ではヒトラーが一種の若がえり療法を受けており、戦後40年以上たっても当時と遜色ない若さを保っているという点と、もう一人実在の有名人、これも第2次世界大戦前夜に消息を絶ち、死亡したと思われていたアメリア・イアハートも同様の療法を受けて蘇るという点が独特である。

物語はアメリアが消息を絶ったときに搭乗していたプロペラ機・ロッキードエレクトラで1982年のロスアンジェルス空港に着陸するところから始まる。アメリア・イアハートは1928年に女性で初めて大西洋単独飛行を成し遂げた女性パイロットの草分けである。名前とこの程度の業績はある程度知られているが、私も実際にどういう人であったのかはよく知らなかった。彼女は1937年、南太平洋で行方不明となり、機体も遺体も発見されていない。

行方不明になった場所は当時日本が領有していた島が付近にあったことから、アメリアはスパイ活動を試みていて日本軍に撃墜された、という説もあるらしい。この物語ではこのモチーフを生かして、実際にアメリアがスパイであり、撃墜されたもののひそかにドイツ軍の捕虜になり、若返り療法の実験台になるという設定である。

なかなか荒唐無稽な設定であるが、話自体はネオナチの組織がドイツの政情不安に付け込んで1933年のヒトラー政権設立時さながらのテロを企てるのを、アメリカの情報機関エージェント(といっても局長である)が如何に阻止をするか、というスパイ活劇である。Xデーに向かってアメリカから始まってイスラエル、イタリアそしてドイツへと舞台を変えながら計画を進めるテロリスト、追跡するエージェントの緊迫した対決が描かれている。

この物語の最大の特徴はヒトラーとアメリアという接点の無い二人を蘇らせて対決させるというところにあるはずなのだが、惜しむらくはこの二人とも登場人物としては影が薄い。アメリアは物語のほぼ全般にわたって主人公と行動を共にするが、あまり重要な役割を果たさない。ヒトラーの方もほとんどいるというだけで最後になるまで台詞すらない。このあたり謎を匂わす描写であるが、強烈な個性を持った独裁者の活躍の場はあまり無く、不完全燃焼の印象が強い。作者としてはあまり二人の幽霊が活躍しすぎるとあまりにもリアリティがなくなってストーリがおざなりになってしまうと考えたのかもしれないが、もともとそういう設定から始まったのだから、もう少し活躍させてもよかったと思う。

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同居人求む(ジョン・ラッツ)
同居人求む

ジョン・ラッツ
延原泰子(訳)
ハヤカワ ミステリアス・プレス
SWF SEEKS SAME
John Lutz

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サイコスリラー、女の戦い物

アリはニューヨークのアパート住まい。恋人と同居しているが、アパートの管理会社が同居、又貸しを禁じているため、隣人にも同居の事実がばれないように暮らしている。

ある日恋人の浮気を知ったアリは、、、
時差ボケ
10日ほど海外出張に行っていたので、ずいぶん久しぶりの更新になってしまった。最近はどこ行ってもインターネットを手軽に使えるので、出張中も雑感くらい更新できると思ってたが、甘かった。移動が多いから読書も進むので3冊くらい本の感想をアップできるかと思ったが何が何が。

もちろん、接続環境は問題なかったんだけど、仕事以外で文章を書こうという気にならない。まずは時差。昔は時差に強いほうだと思ったのだが、最近はどうもきつい。昼過ぎに眠くなり会議で寝てしまうのは時差がないときもそうなので特に問題ないが、晩飯くらいから強烈に眠くなる。これは問題。どうしても外食が多くなり、そうするととりあえずビールってことになるが、食事が終わらないうちから眠くなり、非常につらい。で、早く寝たりすると朝4時くらいに目が覚めて、またまた悪循環に陥る。

で、帰国してきたわけだが、これからしばらくは同様に眠い日が続く。でも夜中に目が覚めることは少ない。ということはやはりホテルのベッドがよくないというか、あっていないのもあるのだろう。普段は布団で寝ているのだが、ホテルの、硬いとはいえ畳よりはやわらかいマットレスだと腰に負担が来て熟睡できないのだろう。軽い寝違いにもよくなる。ま、それは国内出張のときも同じはずだがそれほどひどくないということは時差との相乗効果なんでしょうね。

枕が替わると眠れないというが、布団を持って飛行機に乗れということか、、、

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